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脂肪吸引の麻酔は局所?全身?

脂肪吸引の麻酔は、複数の種類があります。

多くのクリニックでは、全身もしくは局所の二択になります。

どちらにするかは、医師と相談して決定するケースが殆どです。

ちなみにクリニックによっては、静脈や硬膜外の方式を採用している事もあります。

 

一部分だけ局所的に薬剤を注入する方式

局所のタイプは、気になる箇所にだけ薬剤を注入する方式になります。

例えば二の腕の脂肪が気になる時には、その腕だけに薬剤を注射するのが一般的です。

注射すると言っても、特に強い痛みはありません。

刺す瞬間に軽い痛みはあるものの、耐え難い激痛はありません。

一旦は薬剤の注入が完了すれば、だんだん痛みも収まってきます。

最初の内だけ、軽い痛みがある訳です。

その方式の場合は、眠ってしまう事はほぼありません。

後述する全身の方式の場合は、しばらくの間は眠り続ける事になりますが、局所のタイプは起きたままの状態で手術が行われます。

施術の範囲があまり広くない時は、たいていは局所のタイプになります。

また手術も長時間になる訳ではなく、せいぜい数十分程度で完了します。

まして入院する必要もありません。

日帰りでの手術が可能です。

多くの方々は、この局所のタイプを希望しています。

手術も短時間で済みますし、体に対する負担もあまり大きくないからです。

 

ガスを吸引して眠っている間に手術が完了する方式

もう1つの全身タイプは、ガスを吸引する方式になります。

テレビでドラマなどを見ていますと、ケガをした患者がガスを吸引して眠りに落ちている光景を目にする事があります。

ほぼそのイメージ通りで、まずは専用の機械を使用してガスを吸引する訳です。

自然と意識が無くなり、長時間眠り続ける事になります。

この方式は、眠っている間に手術が完了するメリットがあります。

上述の局所的な方式ですと、意識はある状態で手術が行われますから、人によっては怖くなっている事もあります。

実際には特に危険性はありませんが、脂肪吸引の手術に不慣れな方々は、恐怖感を覚えてしまう事も多いです。

しかし全身タイプの場合は、眠りから目が覚めた時には、いつの間にか手術が完了している訳です。

特に怖い感覚はありません。

ただし全身タイプの場合は、事前に様々な確認が行われます。

心電図なども厳重に観察して、ガスを吸引しても問題ないかどうかを確認する訳です。

また全身タイプの場合は、たいていは絶食が必要です。

手術を受ける6時間ぐらい前から、何も食べない状態にします。

しかも、そこそこ長い時間は眠り続ける事になるので手術も少々時間がかかります。

しかし脂肪吸引の場合は、入院する事はまずありません。

全身麻酔と聞くと、数日間の入院が必要というイメージを描いている方も多いです。

しかし脂肪を吸引する手術の場合は、日帰りが可能な事もあります。

手術の対象範囲があまり広くない場合は、たいてい日帰りが可能です。

しかし全身の広い範囲の脂肪を吸引したい時は、入院になる事もあります。

つまり大がかりな手術になれば、数日は入院する事になる訳です。

ところでクリニックの麻酔には、上述の局所的なタイプもあります。

全身と局所のどちらにするかは、患者本人が選ぶ事は可能です。

クリニックとしては、本人の希望にも配慮してくれますから、基本的には医師と話し合いをして決定する事になります。

たいてい医師から、どちらにするかを提案されます。

その提案に基づいて、どちらにするかを患者本人が決定する訳です。

 

静脈からの点滴や硬膜外という方式も

大抵のクリニックでは、上述の局所もしくは全身の2つの方式を採用しています。

しかしクリニックによっては、若干特殊な方式を採用している事があります。

例えば静脈からの点滴です。

脂肪を吸引する箇所の周辺にある静脈に薬剤を注入して、痛みを無くす方式もあります。

その方式は、上述の局所のタイプとは若干異なります。

局所のタイプは、注射で薬剤を注入する事になりますが、静脈のタイプは点滴で注入するからです。

また静脈のタイプは、意識は失います。

上述の全身のタイプと同じく、数十分ほどは眠った状態で手術が行われます。

手術の対象範囲があまり広くない時には、たいてい静脈タイプになります。

全身タイプと違って、数日間入院する必要もありません。

その他にも、硬膜外という方式があります。

腰のすぐ上には硬膜外腔があって、そこには多くの神経が集中しています。

特殊な器具を使って、背中側から硬膜外腔に薬剤を注入し続けるのが「硬膜外」の特徴です。

手術の範囲がやや広い時は、たいてい硬膜外の麻酔になります。

帝王切開などでも採用されている方式で、全身タイプのように入院する必要はありません。

たいてい日帰りになります。

かなりの技術が必要ですから、硬膜外という方式を採用しているクリニックは、あまり多くありません。

 

ですからクリニックによって、麻酔の方式は異なります。

ガスを吸引する方式以外は、ほぼ全て日帰りになる訳です。

そしてどの方式にするかは、患者本人が選ぶ事はできます。

医師の提案を参考にして、最終的には本人が決めることになります。